痔の原因、予防


痔は、日本人の隠れた生活習慣病であると言ってもよい病気です。ほとんどの場合、痔の発症する原因が何かしら生活の中に起因することが多いからです。

何といっても最大の原因は、便通の異常、つまり便秘や下痢にあります。特に便秘は最も痔を誘発しやすい状況を揃えてしまうのです。便秘で便が出にくいと排便時に必要以上に強くいきむことになります。それは肛門に想像以上の圧力をかけ、血管を圧迫してうっ血が生じます。これは、最も多い痔核の原因となります。また便秘になると便が硬くなり、肛門を通過するときに表皮に傷がつきやすくなるので、裂肛を引き起こすもとになります。下痢も同じくゆるい便が肛門を通るときに粘膜にしみこみやすく、炎症を起こす原因となります。

また、水様便は肛門の小さなくぼみに入り込みやすく、細菌に感染して痔瘻を引き起こす場合もあります。大腸の炎症を繰り返す難病であるクローン病や潰瘍性大腸炎の患者さんでは、複雑性の痔瘻を併発するケースもあるということです。

それ以外にも、痔の原因は毎日の生活習慣に起因するものがほとんどです。食べ過ぎ、飲みすぎや栄養バランスの偏りは、便秘や下痢を引き起こすもととなります。特に日本人に不足しがちな食物繊維は意識的に摂るようにしたいものです。

また、立ちっぱなし、座りっぱなしなどの姿勢が多いと肛門付近の血管がうっ血しやすくなりますし、ストレスも血流を悪化させますので極力避けたいところです。意外なところでは、辛いものの取りすぎが危険です。香辛料の成分は胃腸で吸収されずに便に混じって排出されるので、特に裂肛や症状のひどい時は要注意です。

また、女性は男性に比べて痔になりやすいと言われていますが、体の冷えは肛門のうっ血を招きますし、妊娠や出産をきっかけに痔になる女性も非常に多いようです。自分の生活習慣を見直し、規則正しい健康的な生活を心がけましょう。

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